こんにちは!エコモビリティ北海道(EMH)代表の小川です!
2025年のグリーンシーズンも始まろうとしています。夏の本格的なシーズン到来ですね。
今回取り上げるのは、
ビアンキのフレッタ【Bianchi Fretta】
前回投稿したPeugeot Pacificと同様、旧BD-1のOEMです。実はBirdyは当時商標の都合で日本でのみ「BD-1」と名付けれれていました。以前はクラシックタイプが主流でしたが、2009年からモノコックフレームで販売され、「BD-1」は2014年モデルを最後に廃盤となっております。2015年から総代理店「Pacific Cycles Japan」が世界統一名称の「Birdy」として取り扱いを開始。現在は定番と言ってよい根強い人気車種となっています。現Birdy、特にディスクブレーキモデルが主流ですが、当時のリムブレーキモデルをメンテナンスしながら今でも使い続けています。フレーム剛性も高く、折り畳み機構に優れ、長く愛用できることから私自身は永久保存版の定番車種と位置付けています。あと10年もするとビンテージ扱いでしょうか(笑)。街に出るとBianchiのロードバイクやクロスバイクに乗る若者を大変多く見かけますが、こちら折り畳み機構のBD-1タイプはあまり見かけないのが現状です。販売終了が約10年前ということもあり、今主流のディスクブレーキでもないので、中古市場の値段も落ち着いてきました。一時はオークションサイトなどでもほとんど見かけることがなく、たまに見かけるとすぐに売れてしまうミニベロバイクの高嶺の花というイメージがありました。何といっても形や性能はBD-1お墨付きです。10kg前後の軽さも相まって、折り畳んで旅行先に持ち運べる便利なフォールディングバイクというジャンルの車種です。


小径車はその名の通り、タイヤの小さい自転車です。タイヤが小さい、フレームがコンパクト、女性が乗りやすいフレーム、オシャレの代名詞にもなっています。それらは16~20インチくらいのタイヤサイズを指しています。
1990年代後半~2000年代前半に裏原ブームやファッションの成熟にともなって、都心ではゴツい26インチのママチャリ離れが進みました。また、ロードなどのスポーツバイクはサイクリストの一部だけだったように思います。
そんな街乗りをオシャレに彩るツールがミニベロ自転車でした。いわゆるブームだったような気がします。
その頃、ルイガノなどの先発ブランドが20インチのミニベロを多数販売しており、18インチタイヤのBD-1もそれらの人々の選択肢の一部になりました。その後、ブロンプトンやモールトンなどの高級海外勢がコアなファンの間で息を吹き返し、現在は小径車は街乗りの定番アイテムとなっていきます。
タイヤが小さいということは、ペダル1回を漕ぐ時に、大きなタイヤに比べて、進む距離が短くなるのは何となくわかると思います。車輪径が大きくなると走破性(悪路などに適応できる性能)が向上する一方、走り出しなどが鈍くなる傾向があります。私たちの活動するいわゆる観光地では、写真撮影や買い物、寄り道といったストップ&ゴーを繰り返すことが多くあります。そのため、観光自転車として跨りやすく、走り出しがスムーズな方が向いている小径車に焦点を当てています。
ニセコエリアではグラベルバイクが主流となっており、「Niseko Gravel」という大会も毎年開かれるようになりました。カッコいいグラベルバイクにも大変興味がありますが、観光自転車という視点でぜひ「フォールデングミニベロ」というジャンルを根付かせ、活用してもらえる地域でありたいと思っています。
今後、公共交通機関などと連携した輪行周遊ツアーなどを企画していきたいと思っています。ぜひこの機会に「現Birdy・旧BD-1」の走行性や折り畳み性能をご体験ください!

↓グラベルバイクの試乗体験動画↓